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有機農業で農作物を育てること−健康・女性・健康食品

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農薬や化学肥料などの化学物質の使用が問題となっているため、現在、それにかわる安全では農作物を生産するための取り組みが本格化しています。

農薬や化学肥料を全く使用せず、たい肥(落ち葉や藁に家畜の排泄物などを混入し発酵させたもの)など、自然界の天然肥料のみで農作物を育てる試みが次第に盛んになってきています。このように自然界の肥料だけで行う農業のことを「有機農業」と呼びます。

有機農業で生産する作物には、虫喰いが発生していたり、形が不格好であったりします。このような農作物や消費者が疎遠するために市場に出回ることがありません。また、有機農業による農業は大変手間がかかります。そのため価格が通常のものに比べ高価になる傾向があります。そのため、これまでは、価格が高いけれど、無農薬・化学肥料の安全な農作物を食べたいという消費者には、宅配などの方法により、農家から直接届けていました。したがって、生産量も多いとはいえませんでした。

しかし、1990年代にはいると、社会全体で安全な食べ物が注目されはじめると、大手スーパーや百貨店などでも、有機農業による農作物が販売するようになりました。この頃、消費者の要求に応えるため、「減農薬野菜」「低農薬野菜」などといった表示の農作物も店頭で多く見かけるようになりました。「減農薬」とは、通常ですと5〜6回農薬を散布するところを2〜3回に減らしたことをいいます。「低農薬」とは、使っている農薬の量を減らしたものとを言います。

ところが、社会的にちょっとしたブームになった有機農業による農作物が、1〜2回、たい肥などの有機肥料を用いただけで「有機野菜」や「有機米」などの表示を行い、販売するというものが店頭に並ぶようになりました。

このようなことを防止するため、有機農業による基準が平成12年6月に作られました。これは有機農業作物の基準を満たしたもののみに「有機JASマーク」という表示がつけられるようになりました。

このマークを表示するためには、指定以外の農薬や化学肥料などを3年以上使用していない田畑で生産されたことなどが、基準として決定しました。

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私たち消費者が支える食の安全−健康・女性・健康食品

有機農業は手間がかかるのですが、作業の中でも手間がかかる上、大変大切なことが「土作り」です。農作物がよく育つためには、栄養が多く含まれていて、柔らかい土をつくらないといけません。そのため、たい肥を製造し、繰り返し土に混入する必要があります。

また、雑草やがい虫対策にも抜かりがあってはいけません。これらの対策で有名な方法に「アイガモ農法」と呼ばれるものがあります。これはアイガモを水田に放つと、雑草やがい虫を食べてくれるので、農薬を使用せずにすむのです。またアイガモが水田で排泄することにより、それが肥料にもなります。同様に、山羊を放ち雑草を食べてもらう果樹園や、虫が寄りつかない黄色い蛍光灯の明かりを使用した入りなど、様々な農法や工夫が行われています。

こうした努力は農家だけではとどまりません。加工食品においても消費者に安全な食品を提供するために、化学物質となる食品添加物を一切使用しない「無添加」のソーセージやハムを製造しているメーカーもあります。また、有機農業により生産された大豆を用いて豆腐を製造している豆腐屋さんもあります。

これらの加工食品も、有機農業で生産された農作も同じように、どうしても価格が高くなる傾向にあります。これは手間がかかったり、原料にお金がかかったりするため、仕方のないことなのです。そのことを、私たち消費者がきちんと理解し納得することで、進んで有機農業による農作物や無添加の加工食品を購入することにより、農家やメーカーもいっそう力を入れて取り組むようになります。食の安全を支えるのは、結局、私たち消費者であるということになります。

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